脊髄小脳変性症は小脳、脊髄、脳幹に萎縮や変性が起こり発症する病気で、なぜ発症するか原因はまだ解明されていません。この病の症状は、手や足が思うように動かせなくなるなどの運動失調が現れ始め、物がうまく掴めない、転びやすくなる、歩いていてもふらつく、ろれつが回らなくなるなどがあります。障害の起こる場所によって症状が異なりますが、症状はゆっくりと進行し、運動機能も徐々に落ちていくため、日常生活にも支障が起きてきます。
この病気は遺伝性の場合と遺伝とは関係ない場合に分けられ、また、厚生労働省の難病指定を受けています。病状は個人差が大きいですが、数十年かけてゆっくりと進行していく事が多く、原因も判明していないために特効薬があるわけではないので、症状を抑える事が期待できる投薬を行う対症療法が一般的です。対症療法と併せて、運動障害に対してリハビリテーションを行う方法も勧められています。脊髄小脳変性症が進行してしまうと、日常生活を送ることが難しくなるため、少しでも進行を遅らせることが大切です。